「子どもと昔話」
25号表紙
小澤俊夫 責任編集

小澤昔ばなし研究所発行
A5版64頁 830円(税込)
1、4、7、10月20日発売
「子どもと昔話」は 1999年以来発行されている昔話を愛する人たちのための季刊誌です。1、4、7、10月20日の 年4回発行されています。

多くの昔話では、子どもや若者が旅に出て、いろいろな出来事にあいながら、成長するということが語られています。子どもが成長するということはどういうことか、それを伝えているわけです。さらに昔話は、生命や世界のありようについても、それがどういったものなのか、メッセージを発しています。

重要なのは、このメッセージが、昔話特有の語り口(語法)にのせられて、伝えられているということです。語り手が昔話を語り、それを聞き手が聞く。聞き手はやがて語り手となって、今度は新たな語り手になる。昔話の語法は、そういった長い伝承を経て、しだいに洗練化(様式化)されていったものです。歴史的な語り手たちは、無意識のうちにこの語法を身につけているのです。
わたしたちは、昔話を現在において語る場合も、この伝統的な語法に準じたありかたが望ましいと考えています。昔話がそのメッセージを正しく伝えるのは、この独自の語り口においてのみだからです。「子どもと昔話を愛する人たちの季刊誌」というサブタイトルには、子どもをもつお父さんお母さんや、子どもたちと関わって働いている人たちが、ぜひ子どもたちに「適切に」昔話を語ってもらいたいという願いが込められています。

25号(2005年10月号)より、発行元が古今社から昔ばなし研究所になりました。新装刊としてリニューアルした紙面にて発行しております。
「子どもと昔話」は子どもと昔話を愛する人たちの季刊誌です