昔話に関心を持つ人を対象に、小澤俊夫が全国各地で開いている市民大学です。
1992年に最初の昔ばなし大学が開かれ、現在までに90箇所以上で開講されました。
その目的とするところは、子どものための昔話絵本と再話のよしあしを見分ける目と耳を養うことにあります。
昔話は、口伝えという、長い伝承の年月を経て、独自の洗練された様式をもつ、特殊な文芸形式です。
この様式において、昔話は、子どもが育つということはどういったことか、人間の生命はどうやって成り立っているのかといった、
人間の生に密着した知恵を伝えています。
この昔話の本来の性格を学んでもらうこと、そしてそれを通して、子どものための昔話絵本のあり方や、
子どもに語る語り方への理解を深めてもらうことが、昔ばなし大学の目指していることです。
通常、昔ばなし大学は、全国各地の実行委員が運営にあたっています。
長年、「基礎コース」として、土日2日間で集中的に6コマの講義をし、それを6回、つまり36コマの講義をしてきました。
この「基礎コース」は、全国同一のカリキュラムとなっています。
2019年、昔話の基礎を学びたいという希望を、あちこちで耳にしたので、
カリキュラムを少しスリムに、24コマにした「入門コース」を開設しました。
2023年、カリキュラムの内容・講師陣をあらたに、24コマの「基礎コース」を開講します。
「基礎コース」を終了した方で、さらに昔話について勉強をすすめたい方を対象に「再話コース」というものもあります。
「再話コース」は、小グループで実際に昔話の再話作業をすすめる実践的なコースです。
「再話コース」終了後には、「再話研究会」があり、全国各地で再話の研鑽をつみ続けています。
また夏には、昔ばなし大学参加者を対象にしたドイツへの研修旅行「グリムの旅」を実施してきました。
ドイツでグリム兄弟の足跡をたどりつつ、昔話への理解を深めます。
■昔ばなし大学日程表
□新規開講「基礎コース」日程表
◇第13期 昔ばなし大学
□過去の「基礎コース」「入門コース」日程表
◇第12期 昔ばなし大学入門コース
◇第11期~1期 昔ばなし大学基礎コース
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 連絡先 東京8期 2023
10/12023
11/252023
12/232024
1/272024
2/252024
3/31第8期東京昔ばなし大学基礎コースはすべて終了しました。
問い合わせ: 小澤昔ばなし研究所
tokyomukadai2023@gmail.com(@を半角にしてください)
第12期 2019年7月~ 2022年3月
東京7期、長崎、岐阜、松江、長野2期、岸和田、熊本
第11期 2016年1月~2019年12月
沖縄3期、大牟田・那珂川、和歌山2期
第10期 2013年1月~2017年1月
奈良2期、広島2期、彦根2期、伊那1期、東京6期
第9期 2010年8月~2014年12月
茨城1期、宮崎1期、山口1期、鹿児島2期、福岡2期、
金沢3期
第8期 2008年4月~2011年9月
秋田、香川、京田辺、東京5期、南総2期、宇都宮、
浜松3期、沖縄2期、丹後
第7期 2007年3月~2010年3月
札幌2期、さがみ、長野、岡山2期、山梨、名古屋2期
第6期 2005年12月~2008年9月
旭川2期、伊豆のくに、東京4期
第5期 2003年10月~2007年1月
大阪、彦根、兵庫2期、東京3期、佐賀、佐久、国分、
松本2期、丹波、茅野
第4期
帯広、札幌、新潟2期、松江、広島、高知、名古屋
第3期
北海道、栃木、南総、東京2期、横浜、金沢2期、福井、
茅野、富士宮、浜松2期、和歌山、福岡、宮崎、沖縄
第2期
旭川2期、埼玉、東京、湘南、新潟、柏崎、愛知、
滋賀、奈良、兵庫、太子町、山陰、尾道
第1期 1992年~
旭川、宮城、千葉、茨城、神奈川、金沢、松本、浜松、
岡山、鹿児島